プロンプトとは

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Pictor（ピクター）は「プロンプト」というテキストを入力して画像生成を行います。

プロンプトの特徴を紹介します。

※本記事のプロンプトはStable Diffusionを参考にしています。

プロンプトの特徴

生成AIにおけるプロンプトは、AIにどういった画像を描いて欲しいか指示するテキストのことです。

プロンプトは基本的に英語で入力しますが、Pictorでは日本語入力が可能です。

実際に生成したい画像のイメージ・要素をプロンプトに追加してみましょう。

※プロンプトは必ず反映されるわけではなく、反映度合いも生成毎に変わります。

入力したプロンプト

女性, セーター, 20代, 日本人, 自然なポーズ, 喫茶店

生成された画像

プロンプトを含む設定内容

肌寒くなった季節に女性が喫茶店でコーヒーを飲んでいるイメージだったので、思い通りの生成画像が出来たと思います。

ネガティブプロンプトとは

ネガティブプロンプトとは、画像生成時に描きたくない要素を指定するためのプロンプトです。

ネガティブプロンプトを入力する場所は下記になります。

画像生成のページを下スクロールして「詳細設定」をタップ。

入力欄が表示されるので「ネガティブプロンプト（描きたくない要素）」にネガティブプロンプトを入力します。

入力したプロンプト

前回生成したプロンプトと同じ

入力したネガティブプロンプト

((マグカップ))

生成された画像

プロンプトを含む設定内容

マグカップを消したかったので、ネガティブプロンプトの効果が出たと思います。

プロンプトを「((マグカップ))」とカッコで囲んでいるのは、「プロンプトの強調」で後述していますのでご覧ください。

プロンプトの順序

プロンプトは、最初に書いたプロンプトほど画像生成に優先されます。

最後に入力するほどプロンプトの効果が弱く、最初に入力するほど効果が強くなります。

「ベージュのセーター」というプロンプトの順番を入れ替えた画像例を紹介します。

プロンプト「ベージュのセーター」を一番最後に入力

女性, 自然なポーズ, 30代, ミディアムヘア, 公園, 上半身, 茶髪, 笑顔, ベージュのセーター

生成された画像

プロンプトを含む設定内容

プロンプト「ベージュのセーター」を一番最初に入力

ベージュのセーター, 女性, 自然なポーズ, 30代, ミディアムヘア, 公園, 上半身, 茶髪, 笑顔

生成された画像

プロンプトを含む設定内容

「ベージュのセーター」を後ろに配置した場合はベージュというよりも茶色寄りですが、前に配置することでセーターの色が色が薄くなりベージュに近づいたと思います。

プロンプトの強調

プロンプトを強調したい場合は、2つの方法があります。

プロンプトを「(プロンプト)」カッコで囲む
プロンプトを「(プロンプト:1.4)」カッコで囲んで、直接倍数を入力する

2つの特徴を各々紹介します。

カッコで囲む

プロンプトを「(プロンプト)」カッコを1つ囲むとx1.1倍強調されます。「((プロンプト))」2つ囲むとx1.2倍強調されます。

プロンプト「逆光」をカッコ無しで入力

女性, ハーフ顔, カメラ目線, 逆光, 腰から上, tシャツ, ミディアムヘア, 茶髪

生成された画像

プロンプトを含む設定内容

プロンプト「(((逆光)))」をカッコ有りで入力

女性, ハーフ顔, カメラ目線, (((逆行))), 腰から上, tシャツ, ミディアムヘア, 茶髪

生成された画像

プロンプトを含む設定内容

「逆行」にカッコを付けて強調したことで、光が強くなっています。

カッコで囲んで倍数を指定する

プロンプトを「(プロンプト:1.4)」カッコで囲んで、直接倍数を入力します。1.4という数字は1.4倍に強調されます。

プロンプト「泣く」をカッコ無しで入力

美女, 泣く, 腰から上, 公園, カメラ目線

生成された画像

プロンプトを含む設定内容

プロンプト「(泣く:1.4)」をカッコ有りで倍数を入力

美女, (泣く:1.4), 腰から上, 公園, カメラ目線

生成された画像

プロンプトを含む設定内容

「泣く」というプロンプトを強調することで、こちらは明らかに効果が出ていると思います。

画質に関する定番のプロンプト／ネガティブプロンプト

AI生成では破綻した画像が生成されることがありますが、その可能性を減らすために使われる定番のプロンプトがあります。

今回のプロンプト例は、生成したい画像の内容を選ばず使えますが、画風やスタイルによっては使わない方が良い場合もあるのでご注意ください。

プロンプト、ネガティブプロンプトと各々紹介します。